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むちうち症の原因と治療法

首の痛みが終わらない

car私たちは普段生活している中で、肩、背中、腰などの痛みを感じることがあります。普段の仕事や生活習慣の中で筋肉に疲労が溜まったり、筋肉が硬くなって血流が悪くなり、老廃物が流れなくなることで体の痛みは発生します。デスクワークにしろ、力を使う仕事にしろ、首や肩、腰を守りながら行っていく工夫をしていかなくてはなりません。しかし、予期せぬ事態の結果、首などに痛みが出現することもあります。むちうち症などがそれにあたります。むちうち症といえば、ほとんどの方が交通事故を想像するのではないでしょうか。前方不注意で追突したり、追突されたりした結果むちうち症を発症し、首に違和感を覚える人が多いですが、ラグビーのように体への衝撃の多いスポーツでも発症することがあります。

この症状、むちうちかも・・?その対応策

kubiむちうち症の原因は、S字のカーブを描いている背骨が衝撃を受けることで、首の部分がむちのようにしなり、急激に首や肩の筋肉に負荷がかかることです。大きい事故だったりと、小さい事故だったりとか、そういったものはむちうち症の症状が発症するかどうか、には関係はありません。どんな事故であったとしても、首へ衝撃が伝わってしまえば、むちうち症の症状は出現してしまうのです。「事故が小さかったし、痛みもないから」という理由で検査をさけてしまうと後々に後悔してしまうことがあります。事故などで、衝撃をうけたとしてもその直後には痛みはあまり感じないものです。

大体1日から3日経ったくらいから首に痛みを感じてきます。首にはさまざまな筋肉や神経が集中しており、そのどれもが重要な役割を担っているものです。その瞬間は興奮などで痛みを感じないこともありますが、後々に首や肩に違和感や痛みが現れてくることがあります。よって早々に精密な検査は受けるべきです。症状としては痛みだけでなく、耳鳴りや吐き気、めまいなどが出てくる可能性があります。

ここで大切なのは、「なにはともあれまずは安静にする」ということです。人間の首はその上に、人体でも最も重要で最も重量のある部位である「頭」をのせています。人間は直立したり、座っているだけで首に負荷を受け続けているのです。事故にあった直後などはとにかく衝撃をさけ(当然スポーツなんかはもっての他です)、その箇所を冷やしたりしながら安静にすることが大切です。痛みを緩和しようと無理に首を回したり、ストレッチや自己流マッサージなどを過剰に行うことは危険です。前述のとおり首は非常にデリケートな箇所ですので適切でない刺激はかえって重篤な症状を招いてしまう危険性があります。

「時間が解決すると思って放っておくこと」

肩こりむちうちで首が痛くなるような症状は事故の直後は表れにくいものです。ですので自分の体の変化にすぐに気づかず、また首に違和感があったとしても事故より時間が経過していたため因果関係があるとは思わずに結局放置してしまうことで、症状が重篤になっていまうのです。長年ほうっておいた結果、体のだるさや手足のしびれ、めまいの症状にずっと悩まされている人も多いです。たいした痛みもないから、と放置しておくことは大変危険です。また一回の受診では答えが出ないことも考えられます。しばらく経過した後に症状が出た場合にも、しっかりと検査することが大切です。

長い間、むちうちでお悩みの方へ

福岡東鍼灸整骨院にいらっしゃった方の中には、むちうち症を発症して長期間に亘り苦しんでいきた方もたくさんいらっしゃいました。数年経過したあとでも、長時間同じ姿勢で座っていたりパソコン作業をしていると手足にしびれが出てきたり、それによって精神的な苦痛が続きパニック症状を起こしてしまうこともあります。そのほかにも、吐き気、動機、めまい、頭痛、などさまざまな後遺症の例もあります。
あなたの身体の不調も、もしかしたら数年前のむちうちが原因の可能性もありますので、まずはご相談ください。