台風が過ぎてから、急に夜が涼しくなりましたね。
しかし、今年はあまりにも酷暑だったため、暑さが過ぎた今でも、食欲不振や頭痛・肩こり、ダルさやモヤモヤなど夏バテの症状に見舞われてはいないでしょうか?
今年の夏は湿度が高かったですので、例年より風邪をひく方、疲れや
肩の重さ、不快感を抱えている方が多いようです。
暑い街中を歩いた後、ひんやり冷えた屋内に入ると気持ちいいですよね。
でもエアコンのあたり過ぎには注意です!
夏バテの原因のひとつは、エアコンによる体の冷えが考えられます。
しかし、オフィスや仕事場などでは自分の都合に合わせて
エアコンをつけたり切ったり出来ませんし、接客業であれば、
それこそ暑い外からやって来たお客さまが一瞬「気持ちいい」と思うぐらい、
通常より低い温度設定をしないといけないかもしれませんね。
そこで、上着を羽織るなどして、
肩や腰、首、身体の重要な箇所を冷やさないよう注意してください。
残暑とはいえ、9月に入っても昼間は暑い日がありますね。
そのため、長いところでは6〜9月、約4カ月間、職場でも家でも
クーラーにあたりっぱなしという方もいらっしゃるでしょう。
しかし、冷気にあたり過ぎると筋肉が固まり、肩や腰、身体の機能が低下します。
その結果、肩こりや腰痛を感じるようになるのです。
真冬に冷たい外気に触れ、手足がかちこちに固まった後、
指先を動かそうとしても上手く物を掴めなかったり動きが悪かったりした経験は誰にでもあると思います。
これは冷えて血の巡りが悪くなったせいで、筋肉も収縮してしまい、その結果運動機能が低下したことによります。
まして、クーラーは人工的に室温を低下させるので、
身体にとっては不自然な状態です。
それが全身を冷やすことによって、血液の巡りを衰えさせ、
筋肉を収縮させた結果、肩や腰の可動域を狭め、肩こりや腰痛などを引き起こします。
特にエアコンの機種によっては肩や腰、腕など
一部分に集中して冷気が当たってしまうことがあるため、要注意です。
残暑の肩こり対策
残暑の肩こり対策として二点、気をつけていただきたいことがあります。
一点目は、もちろんクーラーなどの温度調整に気をつけることです。
そして先ほど、温度が下がると血液の巡りが低下し、筋肉が収縮し、その結果肩の可動域が狭まるとお伝えしました。
二点目は逆に肩の可動域を広げるよう軽く体操などをして、肩を動かすことです。
少し首周りを体操して汗ばむぐらいの方が、肩こりが起こりにくく、快適に過ごせますよ。
特にスポーツをされている方ですと、肩の動きは競技が上達する上で、重要な役割を果たします。
そういった意味でも、肩や首のストレッチがお勧めです。
深いリラックスした呼吸と肩こり対策のストレッチを
合わせることで、より相乗的に恩恵を受けることが出来ます。
腹式呼吸を行うと、肩甲骨が上下し、動きを良くします。
肩甲骨の動きが悪くなると猫背になり、その結果身体のバランスが崩れ、
首や肩に痛みを感じるのでしっかり日頃からケアすることが大切です。
肩こり対策の運動って何があるの?
例えばヨガの運動を紹介します。
リラックスした姿勢であぐらを組み、息を吐きながら顎を引きます。
吸いながら頭を回し、後ろまできたら、吐きながら頭を下げた姿勢に戻ります。
最初は首だけで、だんだん肩、そして腰まで使い大きな円をかくようにしっかり身体を回します。
これはヨガの基本中の基本の動きですが、じんわり汗をかく方もいらっしゃいます。
そして肩が気持ち良く感じるでしょう。特にヨガは代謝アップにもお勧めです。
代謝がアップすれば、ますます血液の流れがスムーズになり、
筋肉が固まるのを防ぎ、肩こり対策が相乗的にアップします。
また、ダイエットや美肌・美容にも嬉しい反応がありますよ。
もちろん熱中症になるほど、無理をして熱気に耐える必要はありませんが、
なるべく自然風や扇風機の力の中で涼をとることが肩や腰、そして内臓を含めた
身体全体の夏バテ対策、健康のためにお勧めです。
汗をかけば、不快感を感じますが、シャワーを浴びたり汗拭きシートを利用したりして、
極力不自然に身体を冷やして筋肉をかちこちにさせないようにしてくださいね。