寝苦しい日々が続きますが、既に夏バテしている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
ところで、夏バテが肩こりを引き起こしたり、背中から首がむくんだりするって知っていましたか?あなたの肩こりや首痛、むくみは暑さと夏バテの影響かもしれません。
今日は夏バテの為に注意しなければいけない点とむくみのメカニズム、何故肩こりに関係があるのかをお話します。
■夏バテで重要なのは「暖めること」「汗をかくこと」
夏バテ対策の為には汗をかきやすい代謝の良い身体作りが大切です。汗をかかないと猛暑日にバテやすくなります。
夏バテの要因のひとつとして、冷房がガンガンに掛かった部屋に皮膚が麻痺してしまい、外に出た途端、熱気に身体がついていかないことが挙げられます。
常々、汗をかいていないと、いざ暑いところで発汗して身体の放熱を行おうとしても、上手くいかず熱が体内にこもり熱中症に掛かりやすくなります。冷房の掛かり過ぎは考えものです。熱中症に気をつけた上での話ですが、夏場の体感温度は少し暖かいぐらいが良いかもしれません。
身体を冷やし過ぎないように、上着を持ち歩いたり、温かい飲み物や食べ物を選んだり、入浴することが大切です。
またこうした身体を暖めることが、代謝アップにも繋がります。しっかり食べることも非常に大切です。食物を摂り入れると消化をする為に、身体が燃えます。この消化器官の燃焼で、身体が暖まり、発汗作用が促進したり、代謝を高めることに繋がります。
■むくみが起こるメカニズムと気をつけるべき点
さて、むくみのメカニズムです。
血流が悪くなり、老廃物がある一定の箇所に滞ってしまうことで不快感を感じます。老廃物を排出出来ないとむくみにも美容にも健康にも良くありません。老廃物をコンスタントに排出する為には免疫力が高いことが条件のひとつです。
また血流が悪くなるのは、身体が冷えていることが原因として考えられます。血流が悪くなり、老廃物が滞ると肩がこるということは…、先ほどの夏バテの話に繋がりますね。夏バテを引き起こすメカニズムとは、むくみや肩こりを引き起こす理由と同じなのです。身体を暖めること、肩を冷やさないことが大切です。
もうひとつ、むくみと肩こりの為に気をつけたいのが水分補給です。血液には多くの水分が含まれています。もし水分の量が少なくなると、血液の粘度が高くなり、流れが悪くなります。いわゆるドロドロ血液です。血液の流れが悪くなると、先述したように老廃物がその場に留まり、むくみの原因になります。それが肩で起こると、肩こりの原因となります。また汗をかくことが大切とも述べましたが、しっかり汗をかく為には水分補給が欠かせません。
■肩こりに効く「肩甲骨はがしストレッチ」
ここで、ひとつ夏場の肩こり軽減の為に話題になっているストレッチをご紹介します。
「肩甲骨はがしストレッチ」と言うちょっと痛そうな名前とは裏腹に、こっている肩にとってはとても気持ちのいい動きです。いろいろなバージョンがありますが、今回は二種類ご紹介します。
一つ目の方法は、
1.腕を上に伸ばし、耳と腕をくっつけます
2.そのまま真っすぐに肩甲骨を動かしながら下げます。
3.肘が胸より少し下の高さまできたらストップです。
この時、左右の肩甲骨がくっつくぐらい引き寄せてください。
4.その状態で身体を左右に一度ずつねじります。
左右のどちらかだけ身体を動かす訳ではなく、左右の肩甲骨が同じスピードで同じだけ移動するように気をつけてください。これを5セット繰り返したらOKです。
二つ目はの方法は、
1.指先を肩に置きます。
2.そのまま肘が円を描く様に両肩を回します
腕だけの動きにならず、肩からしっかり大きく回すことがポイントです。
3.しっかり回した後は指を肩から離し、肘を曲げたまま、大きく上下に腕を動かします。また一つ目の体操のように、身体をねじるのも効果的です。
肩甲骨はがしストレッチはお勧めの運動です。肩甲骨はがしの目的は肩回りの凝り固まった筋肉をほぐすことです。肩甲骨の動きがスムーズだと肩こりはもちろん、猫背や顔のたるみ、腰痛の改善や新陳代謝のアップにも繋がります。オフィスでやっていても不自然に思われないところもお勧めなので、ぜひ試してみてください。