梅雨の時期になると、なぜか疲れが残ったり、
だるさやめまいを感じたりして体調不良におちいってしまう人が多くいます。
首の痛みも例外ではありません。
なぜ首の痛みの原因が梅雨という季節にあるのでしょうか。
気象病という言葉を、みなさんはご存じですか?
気象の変化によって何らかの症状や体の不調が出たり、
また悪化したりすることです。季節の変わり目になるとめまいが起きたり、
雨や曇りで天気が悪いと頭痛を感じたりといった症状が現れることがあり、
その中でも梅雨の時期というのは気象病の代表的な原因のひとつです。
梅雨になると気圧が低くなりますよね。
それによって自律神経のバランスが乱れて交感神経の方が活発に働き、
ヒスタミンという物資が体内に多く分泌することで、
痛みを感じやすい状態になると言われています。
普段は感じない首の痛みを発症すると考えられているのです。
首の痛みを改善するための代表的な治療法が
大きく分けて3つありますので、ぜひ知っておきましょう。
3つの治療法
【1.生活指導】
首の痛みがまだ軽い段階であれば、
医師や専門家の指導のもとで生活習慣を改善し、
首の痛みが悪化するのを予防できるかもしれません。
例えば次のような改善方法があります。
正しい姿勢や動作を意識しましょう
左右どちらかに体重がかかっている姿勢を長時間続けたり、
背中が丸まった体勢のままでいたりすると自然と首にも負担がかかってしまいます。
首をまっすぐに保つためにも普段から体の動作に気をつけて生活しましょう。
首へのダメージを受けにくい体づくりをしましょう
栄養バランスの良い食事を摂ること、質の良い睡眠をとること、
適度な運動やストレッチをすること、こういった生活習慣を心がけるようにしましょう。
そうすることで血行が良くなったり筋肉を強化できたりするので、
首の痛みや首への負担を軽減することに大きく役立つでしょう。
痛みの改善は、まずはこうした日常生活を見直すことから始めてみましょう。
【2.保存療法】
痛みが少し進行した場合は、専門家の治療を受けることをおすすめします。
病院では鎮痛剤などで痛みを軽減しつつ悪化を防ぐ治療法を行うことが多いです。
福岡東鍼灸整骨院では、以下のような方法を用います。
・干渉波、高周波などの専用の機械を使って血流を改善したり、痛みを軽減する物理療法。
・首の可動域を広げるために、拮抗筋を利用して制限を軽減していく操体法。
・首の周囲を温めることで血流を促進したり、筋肉の緊張をやわらげたりする温熱療法。
・ストレッチや筋肉トレーニングを通して痛みを緩和する運動療法。
【3.神経へ作用させる】
保存療法によってもあまり改善がみられない場合は、
病院では、神経ブロック注射を選択する方法もあります。
神経ブロック注射は、痛みのある部分に局所麻酔薬を注射することで、
神経の過剰な興奮を抑えて治療する方法です。
痛みが和らいでいる間に、身体が修復してくれるのを待ちます。
福岡東鍼灸整骨院では、鍼灸(はりきゅう)治療やレーザー治療を行います。
鍼灸治療は、緊張しすぎた筋肉を緩め、疼痛緩和とともに、血流を改善し、身体の回復機能を高めます。
レーザー治療も、筋肉への作用は鍼灸に近い作用をします。ただし、髪の毛があるところはヤケドをしてしまうので、首と肩まわりの筋肉へのアプローチを主とします。
以上のような治療法が首の痛みには有効とされていますが、
重要なことは必ず医師や専門家に相談をすることです。
人から聞いたことやネットで読んだことをそのまま鵜呑みにして、
勝手な自己判断でストレッチなどを実践することはとても危険です。
痛みを悪化させてしまう場合もあるので、
症状が軽度でも首の痛みがあるときは専門家に相談し、
自分に合った治療を行うことが大切なのです。
こうしたことにしっかりと気をつけながら、梅雨の季節を快適に過ごしていきましょう!