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梅雨による首の痛みの予防

どんな予防法があるの?

首の痛みというと、長時間うつむき姿勢でいることや、medical_samuke
枕が合わないなどの原因によって首周りの筋肉に負担がかかり、
痛みを引き起こすものだというイメージが強いかもしれません。

しかし梅雨の時期にも、実は首の痛みが出やすくなるのです。
梅雨になると、低気圧の影響で自律神経のバランスが乱れてしまったり、
高い湿度によって発汗が抑制されて水分代謝が停滞したり血行が悪くなったりしてしまいます。
そうした理由から、梅雨の時期はさまざまな体の不調が起こりやすくなるのです。
そして首の痛みも例外ではないのです。

首が痛いだけで、日常動作はもちろん、仕事でのデスクワークにも支障が出てしまう恐れがありますよね。
ですから、梅雨の時期に首の痛みで苦しまないよう、自分でできる予防法をいくつかご紹介します!

3つの予防法

【1.まずは、体を冷やさないようにすること!】

梅雨は湿気も多く体が冷えやすくなりますよね。
それに加えて気温も高くなり始めるので薄着のままエアコンに当たる機会も増えていきます。
しかしこうした体の冷えによって血行不良を引き起こしてしまい、首の痛みを感じやすくなるのです。

ですから、体温が奪われないような対策をしっかりしておきましょう。

例えば次のような方法がありますので参考にしてくださいね。

部屋の湿気を取り除くようにしましょう。
除湿機があれば活用し、朝には必ず窓を開けて換気をするようにします。

薄い生地でも良いので長袖を羽織ったり、
首にはストールを巻いたりして体が冷えるのを防止しましょう。

エアコンの使用は最小限に抑え、もし蒸し暑ければ、うちわや扇風機を上手に使うようにしましょう。
扇風機は、直接身体にあたらないようにし、空気を回すようなイメージで使うと、こもった感じが薄らぐ効果もあるのでおすすめですよ。

【2.食事に気をつけよう!】

syokuji_girl体の内側から、首の痛みを予防することも意識しましょう。

とにかく栄養バランスの良い食事を心がけましょう!
油っこいものばかりを食べ過ぎることや、もちろん暴飲暴食もご法度です。
体調不良になりがちな梅雨には、ビタミンB群を含んだ食べ物を摂取するようにしましょう。

ビタミンBには、糖質を分解してエネルギーに変化させる働きがあるため、疲労や体力の低下を防ぐのに効果があるのです。
ビタミンB1を多く含む食品→玄米、発芽米、豚肉、レバー、魚卵、豆類など
ビタミンB2を多く含む食品→レバー、魚介類、納豆、卵など

体を温めるような食事を意識しましょう!
冷たい飲み物や食べ物の過剰摂取には要注意です。
体を温める食べ物としては、しょうが、にんにく、ねぎ、にら、しそ、唐辛子などの香辛料や薬味といったものが中心となります。

これらは血行を良くするだけでなく発汗作用もあるので、体内の余計な水分を排出する効果もあります。

ただし、とりすぎは胃痛を引き起こしたりもしますので、いっぺんに多く摂取するより、少量を日々摂取するとこをおすすめします。

また逆に体を冷たくする食材は、トマトやキュウリ、ナスなどの夏場が旬の食べ物です。真夏の暑い日に食事に取り入れることは身体に熱がこもっているときにはとても有効ですが、梅雨の時期の体調不良には身体の水はけが大事になります。水はけには冷たいもの、甘いもの(白砂糖)などは相性が良くありませんので、ほどほどにした方がよいでしょう。
もし食べる場合は加熱調理するなどの工夫をするとより良いですね。

【3.質の良い睡眠・適度な運動も忘れずに!】

首の痛みの予防には、基本的な体調管理も重要です。
まずは疲労回復に必要な睡眠についてです。
何といっても梅雨の湿気で寝苦しくならないように対策をする必要があります。

しっかりと部屋の除湿を行い、晴れの日には、きちんと布団やマットレスを干して快適な寝室を目指しましょう。

そして適度な運動をすることも欠かせません
運動は発汗の促進や血行不良の改善に効果的です。簡単なストレッチでも良いので、
無理のない範囲でできる運動を継続的に続けることが大切です。

このような予防法を見ると、首にだけ何かケアをしても、大きな効果は期待できないということが分かると思います。

つまり、首中心ではなく体全体を意識したケアが健康な首周りの維持につながるのです。
まずは梅雨という季節が私たちの体にどんな影響を与えるのかを知っておくことが必要です。
そしてささいなことでも良いので、首のことを考えたケア(首は自律神経の安定に関係します)を早めに実践しておくようにしましょう!