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残暑の疲れと肩こり

夏バテ01夏バテの他に残暑バテ
という言葉があるとご存じですか?
実は8月の終わり頃から9月は、
夏の疲れが出やすい頃です。

クーラーで冷やした夏の疲れもこの時期、
体調に現れます。

外の暑さ、室内の人工的に冷やした寒さを短時間で繰り返し感じることは身体にとってはストレスです。

ストレスと言えば、精神的なものの印象を受ける方が多いですよね。心のストレスも続くと疲れますし、疲れると回復力も衰えて、余計に疲れが取れにくくなります。

身体へのストレスも同じです。
身体がストレスを繰り返し感じていると、疲れやすく、回復力が落ちます。
その結果、疲労が取れにくく、また疲れるといった悪循環を生み出します。

そのせいで肩にどっしりとした重みを感じている方がいらっしゃると思います。
肩の疲れも夏の身体へのストレスが影響している場合があります。

まず、肩を冷やすと血の巡りが悪くなることで、ご存知のとおり、筋肉が凝り固まります。
その結果として、重い肩こりの症状を感じるのです。
特に夏は冷房などによって、局所的に肩を冷やします。
そのため、本来寒いはずの冬よりも肩こりが重症化してしまう場合があります。
また露出が多い夏ですから、両腕が冷えることで腕の筋肉が固まり
支える肩にも負担がかかってしまい、肩こりにつながるといったケースも考えられます。

そこで、夏の疲れを身体に溜めないために、残暑だけでなく
夏の時期を通してやっておきたいことがあります。

1.しっかり休むこと。

睡眠01

今年の夏はオリンピック観戦、そして夏定番の花火大会にキャンプにバーベキュー、お盆行事とイベントが目地通しです。

ただ、睡眠不足に陥らないように注意してください。
睡眠不足は肩にとってももちろん、臓器を含め身体全体にとっても大敵です。
出来ることなら、ぴったり合う質の良い寝具で、良質な睡眠を取るようにしましょう。
疲れが抜けにくくて、さらに新しい疲れが溜まってしまうのなら、疲れを取る努力も必要です。

2.ゆっくりと入浴しましょう。

血流を促進する目的で、ゆっくり入浴するのもお勧めです。
夏の入浴はどうしてもシャワーだけになりがちです。
しかも、水温がいつもよりかなり下がってはいないでしょうか。
暖かい湯船に浸かると、身体が温まり血行を促進する他、老廃物を排出することが出来ます。
その際、肩もしっかり温めてください。
また肩やふくらはぎなど、コリが気になる部分のマッサージをするとさらに血行を良くするでしょう。

3.軽い運動を心がけましょう。

運動01夏は身体が活性化するせいか、オリンピックなど
スポーツの季節というイメージが強いですが、実際のところ、暑くてとても動く気がしない人も多いように感じます。
ストレッチ手足をぶらぶらさせる、いつもより歩き方に気をつけてみる
その程度で良いので、身体を軽く動かすことを心の片隅で意識してみてください。
軽い運動は血液の流れを促進して、疲労が回復しやすくなります。
特に肩こりが気になる方は、肩を回すなど、しっかり肩を使ったストレッチを
作業の合間にするようにしてくださいね。

4.食事にも気をつけよう。

食べ物も冷たいものを食べ過ぎないように、出来れば暖かいメニューも取り入れてください。
栄養素で言えば、ビタミンB1を積極的に摂取してくださいね。
ビタミンB1が不足すると、疲労回復が遅れ、身体がむくみやすくなります。
ビタミンB1は枝豆やにんにく、鰻など、夏らしい食べ物にたくさん含有されています。
夏を乗り切るスタミナをつけるのにぴったりのメニューですから、積極的に摂取してくださいね。

夏は生活習慣が乱れがちです。
そのため、暑さで弱った身体がさらに疲れを溜めやすくなり、
肩こりや腰痛といった直接的な痛みに変わることがあります。
弱った身体は食事が向かなくなり、さらに身体に負担がかかります。

結果、暑さに耐えられなくなり、眠れない食べられないなど
さらなる生活習慣の乱れを発生させてしまいます。こういった状況は肩こりや腰痛にとっても良い状態ではありません。

残暑の肩こり対策はまず、生活習慣を正すことから。
基本的なことですが、肩にとってはとても重要なことです。
夏の終わりに身体に疲れを感じないように、肩が重く気分まで暗くならないように、今日から意識してくださいね。