誰でも一度は「寝違える」経験をしたことがあるはずです。
一日中首に違和感や痛みがあり、
首をまっすぐにしておくことができないつらさは「もう二度と味わいたくない」
なんて思いますが、忘れた頃にふいにやってしまうものですよね。
でもこの「寝違え」をしょっちゅうやってしまう人もいるのです。
身近で「あれ、この人また寝違えてる」なんて人はいませんか？
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この間「寝違えた」なんて言ってたのに今日も首が変な角度で固まってしまっている人・・・。
もしいるのであれば、その人の寝ている環境に問題があるのかもしれません。
「寝違え」は枕が起因している場合がある
すぐに寝違えてしまうような人は、眠っている体勢であったり、
枕の選び方を間違えている可能性があります。
首に不自然な負荷がかかってしまうことで、寝違えてしまうのです。
枕はどんなものを使っていますか
枕は人間の最も重要な部位である、頭と首をあずける大事な道具です。
しっかりと選ぶ必要があります。枕選びで重要なのは、「脳脊髄液の循環を邪魔しないこと」です。何のことかわかりにくいかもしれませんが、脳と脊髄を包み、脳と脊髄がちゃんと働きやすくしてくれる赤ちゃんでいう羊水みたいなものです。
また、寝返りは圧力が一カ所にかかることを防止したり、血流をよくしたりするための無意識の動作です。この動作をスムーズにできるかは、人体の健康を維持するためにも非常に重要なポイントとなります。
枕は寝返りを妨げないように、頭が沈みすぎず、中身が偏らないものにしなければなりません。
寝返りを打つために枕の横幅は最低でも肩幅分は必要となります。
また、最近では枕にもいろいろな素材があり、それぞれの特徴があります。
低反発ウレタン・・・頭や首をあずけるとゆっくりと沈みこみ、圧を分散させてくれます。
柔軟性があり、寝返りをうってもまたその後の形状にあわせて形を変えてくれます。
羽毛・・・通気性もよくふかふかしているので、ふかふかして気持ちいいです。
夏は涼しく、冬は首筋を温めてくれます。
ポリエステル・・・クッション性に優れ、軽いです。
弾力性があり保温性も高いため、羽毛と同じく頭や首筋を暖かく包み込んでくれます。
簡単に三点ほど上げましたが、
最近ではさまざまな素材の枕が発売されており、その特徴もさまざまです。
しかし一番大事なのは、自分自身の良いときの状態に合っているかどうかなのです。
枕の高さはあおむけになった際に、首の形に添うようなものが一番いい、と言われています。
最近ではデパートの中などに、オーダーメイドで枕を作ってくれるようなお店も多く見ますが、
はたして本当にそれでよいのでしょうか？
一つの対応策として、タオルで高さを調整する方法があります。
バスタオルを二つ丸めて使って、首と頭を支えるようにします。
少し高い感じがあれば、高さは調整してください。
しっかりと首を支えてくれるような形に調整していくことで、
頭蓋骨、首をしっかりと支え、
不自然な圧力が一カ所にかかるのを防止します。
また、枕に関して重要なのは、「枕にも寿命がある」ということです。
どんな枕も大体３年から４年経てば形状が変わってきて、当初の効果はなくなってきます。
毎日使うので愛着がわくものですが、用途をしっかりと意識しながら定期的な交換を心がけるようにしましょう。
寝返りをうつスペースは確保できていますか
寝返りは一カ所に圧力が集中しないようにするための無意識の行動です。
寝返りをうったら枕から頭が落ちてしまうようでは、
その枕は機能を果たしたことになりません。
寝返りをうったとしても頭や首をしっかりと支えてくれるような
幅のある枕を選ぶようにしましょう。
寝る時間の重要さ
人間は一日の三分の一の時間を睡眠に費やします。
人生で考えれば３０年近くを睡眠に費やしているということです。
起きている間に身に着けるものや、使うものには気も使うしお金も使いますが、
寝ている間に使用するものにはそこまで意識を向けているでしょうか。
前述のとおり、枕は人間にとって一番大事な部位である頭や首を預ける大事な道具です。
大げさに言えば３０年も頭や首を預ける道具なのです。
しっかりと意識して選ぶことで、「寝違え」を予防するだけでなく、
健康な体で生活していけるようになりましょう。
もし、本気で健康な体を枕で手に入れるなら、下の「整体まくら」を開いてみて下さい。
おもしろいことがわかりますよ(*^_^*)
