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花粉症は一生付き合うもの?

花粉症は体質的なもの、遺伝的なものと思われている方も意外と多いようです。確かに、同じ地域に住み、同じような生活をしているのに、花粉症になる人とならない人がいらっしゃいます。だからそう思われるのも無理はありません。
しかし、花粉症は一生その人につきまとうことはありません。そして決して遺伝的なものでなく、しっかり対策することで、花粉に反応しなくなることができるのです。

花粉症は自己免疫疾患に近い

花粉症は、自己免疫疾患に似ています。自己免疫疾患とは、人間が本来持っている自己免疫が異常を引き起こし、何かしらの病気になってしまうものです。花粉症はいわゆるアレルギーの一種ですよね。自己免疫疾患は、例えば、関節リウマチやバセドウ病などもそれに該当しますが、アレルギーも外部からのものに反応するとはいえ、過剰反応に間違いないので自己免疫疾患と似た経緯をたどります。

自己免疫疾患の原因ははっきりとは分かっておりません。本来免疫は、何かしらの物質を異物や危険なものと認識し、それに攻撃を加えます。この機能があるから、病原菌が体内に入ってきても、免疫が撃退してくれ、病気にならずに済みます。しかし、何らかのプロセスを経て、時に自分の組織に存在している抗原に反応してしまい、特定の細胞や組織に攻撃してしまうことがあります。これが自己免疫疾患の原因となります。

花粉症も同じような反応であり、身体に害のないはずの花粉が体内に入ってくることで、体の防御反応が過剰に反応してしまい、くしゃみや鼻水などによって、花粉を排除しようといたり侵入を防ごうとするのです。つまり、同じように花粉が体内に入ってきても、過剰に反応してしまう人と、そうでない人がいるということです。もちろん過剰に反応してしまう人が、花粉症と呼ばれております。では、この違いはどこから生まれてくるのでしょうか。

免疫力が正常かどうか

花粉症になってしまう人とそうではない人の差は、免疫力です。免疫力が正常な人ほど、花粉症になりにくく、そうではない人はかかりやります。花粉症となるのは、体に侵入した異物に対して過剰な反応をしてしまうアレルギー反応。

免疫力が高ければ、反応も大きくなるのでは・・・?と思われるかもしれませんが、そうではありません。「負け犬の遠吠え」ではありませんが、免疫力が弱ければ弱いほど、「近寄るな!」というような防御反応を起こします。それがアレルギー反応です。

大半の方は、免疫力を保つ、または上げやすいようにすることで、花粉症になりにくくなります。毎年花粉症になるのは、春先です。実はこの時期にも秘密があります。

それは、正月から春にかけて、多くの人は体調を崩しやすくなるということです。気温の問題、湿度の問題、年末年始の暴飲暴食、そしてインフルエンザの流行など、体調不良となる原因が多いため、免疫力が落ちやすくなります。そして、体調を崩したまま花粉が飛び交う季節に入ってしまい、花粉症になる人が増えてしまいます。

毎年春の訪れとともに花粉が出るから花粉症になるわけではありません。人もまたなりやすい状況に陥っているからこそ、毎年起きる現象なのですね。

免疫力を上げられれば花粉症とおさらばできる

花粉症を防ぐためにできることは、免疫力を上げることです。じつは、生活習慣を改善したり、食生活を見直すことがとても重要なのです。早寝早起きで十分睡眠を確保したり、適度な運動で汗をかいたり、何よりストレスを溜めこまないといった、当たり前のことを心がけることで、免疫力は安定します

食事も、脂質や糖分の摂取量が多いと、血糖コントロールや消化活動のために消化器(おもに膵臓)がくたびれてしまします。また、添加物や化学物質など解毒が必要となるものの摂取が多いと、肝臓も疲れます。疲れると私たちもそうですが、誤作動が起こります。誤作動で危険信号を出すようになると、アレルギー反応を起こしてしまいます。できるだけ、身体の酸化と糖化がしづらい食べ物を選んで食べられるとよいですね。

もう一度言います。免疫力が安定すれば、花粉症になりにくくなります。つまり、花粉症は決して一生付き合わなければならない症状ではありません。花粉症の人の中には、自分はそういう体質だからと諦めてしまう人もいらっしゃいます。

しかし、それは間違いです。免疫力をしっかりと高めることで花粉症とおさらばできるのです。それは、福岡東鍼灸整骨院をご利用いただいているクライアント様が実証済みです。

花粉症は決して一生付きまとうものではありません。もし毎年花粉症に悩まされている方は、今一度、自分の生活や食事を見直してみてはいかがでしょうか

それでもご自分での改善が難しければ、いつでも福岡東鍼灸整骨院にご相談下さい。