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首がインフルエンザの予防?!

%e3%82%a4%e3%83%b3%e3%83%95%e3%83%ab冬が近づくにつれ、風邪や乾燥対策として体のケアにより一層注意しなければいけません。
特に危険なのが、インフルエンザです。もし感染してしまった場合、周りの人に感染しないよう、学校や会社を休まなければいけません。それだけならまだしも、場合によっては死に至ることもあります。

ゆえに、インフルエンザは感染してしまったらどうしようもありませんので、未然の対策が必要です。様々な対策が挙げられる中で、一つ変わったものがありました。それがインフルエンザの感染予防として、首の状態に気をつけよう!というものです。一体どういうことなのでしょうか。

首と自律神経の関係

人には、自律神経というものが備わっています。「交感神経」と「副交感神経」この二つに分かれ、体を安全に、かつ効率的に導くため、状況によって自動的に働く神経となっています。交感神経は活動している時に働き、副交感神経は安静時に働き、健康な状態であればこの二つの神経がバランスよく保たれています。

そして、自律神経は頸部と頭蓋骨の接続部に集中しており、その神経が圧迫されると上手く伝達ができなくなってしまいます。それが一番顕著に表れる場所が首なのです。首周辺は、生命を守る神経が必ず経由する場所であるため、もし不調があれば神経系にもすぐに影響してしまいます。

特に自律神経は、体のバランスを整えるために欠かせないものです。交感神経と副交感神経の拮抗した神経伝達が、どちらか片方にでも偏ったとします。すると、体の各器官や臓器が、極端に機能してしまうか、あるいは機能低下のを起こしてしまうのです。
体にある全ての器官や臓器が、本来の状態を保つためには自律神経の安定は欠かせません。
そのためには、首の状態を悪化させてはいけないということなのです。

腸の動きが悪くなることで免疫機能は低下する

では、器官や臓器が悪くなること、これがどのようにインフルエンザの感染と繋がるのでしょうか。
実は腸は体の中でも、最も重要な免疫器官の一つとなっているからです。
免疫細胞を作る器官は主に二つで、胸腺免疫腸管免疫です。

胸腺免疫は、若い時期にT細胞(司令官のような細胞)を作る器官(免疫細胞たちを育てて一人前にする)であり、腸管免疫は身体全体の免疫を作る器官です
免疫機能とは、体内にウイルスなどが入ってきた時に、それを撃退してくれるものです。もし免疫が作られなかったり、少なかったりすると、たちまちウイルスは体内に忍び込んでしまい、その結果風邪など軽いものからひどくなると重篤な感染症などを起こしやすくなっていきます。

つまり、腸の動きが悪くなるということは、それだけ免疫機能が上手く働かないということです。
その結果、インフルエンザのウイルスにかかりやすくなってしまいます。だから腸は大事にしなければなりません。また、腸は身体に栄養を吸収してくれる大事な場所です。そこから、その人の血液や体質が決まります。つまり毎日どんな生活ができるかを決める上で、最も大事な器官の一つとも言えます。

首に違和感を感じたら、すぐに対処

つまり、首周辺に違和感を感じたら、すぐに対処しなければなりません。もしそのままにしてしまうと、自律神経の不調は続き、それが腸の活動の妨げとなり、インフルエンザにかかりやすくなってしまいます。

ではどういった対処をすればよいのでしょうか。
自律神経を安定させるには、まず心と体のバランスを安定させる必要があります。
ストレスを感じていたり、睡眠不足などでイライラしてはいないでしょうか。健康的な生活を送れることを心がけ、早く寝て早く起きるだけでも、気分は大きく変わります。また仕事などで忙しい場合は、休日は家にこもらずに外に出かけるといった行動も吉です。しかし、帰ったら手洗いうがいを忘れずに。そして体のバランスを整えるには、食事・睡眠を見直すことです。自分自身が健康的に過ごせているなと実感できれば、自然と自律神経は安定するのです。それでも、進行していてなかなかご自分での対処が難しそうだったら、

福岡東鍼灸整骨院(https://fukuokahigasi.com/)(お問い合わせ:092-405-5336)までご相談ください。

インフルエンザにならないようにするためには、特別なことは必要ありません。
誰もがイメージする健康的な生活をしっかりと送ることで、毎日の体調管理はでき、それが予防に繋がるのです。普段から、首周りの調子を気にしておけば、自分がどんな状態なのか把握することができ、より未然に予防することができるようになります。