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寝違えが原因の治療法、間違ってませんか?

寝違えが原因の治療法、間違ってませんか?朝起きてみたら首にどうも違和感がある。
最初は気のせいだと思ってたけどどうも首が回らない。

「あ、これは寝違えたな・・・」
なんて経験が誰にもあると思います。

首に重しがついているような違和感を感じ、
誰かに呼ばれて振り返ったりした時に痛みが走って
「あ、今日寝違えてるんだった」って思い出したりして。
何をするにも億劫な痛みが気になってなかなか集中できません。

そんな時でどんな方法をとってますか?
首をもんだり、ぐるぐると回してみたり、
のばしてみたりしてないでしょうか?

実はそれって逆効果になっているのです。

首は大事な神経が集まっている人間にとって非常に重要な部位です。
正しいケアを施すようにしましょう

そもそも「寝違える」ってどういうこと?

人間は眠っている時などは、首などの一カ所に圧がかかっていたり、
不自然な力が加わっていたりする場合は「寝返り」などを無意識の内にして、
自然と寝やすい体勢を整えるものです。

しかし、いつもと睡眠をとる状況が違ったり、
お酒を飲んでいて体も動かせないほど深く昏睡していたりすると、
首に不自然な圧力がかかったままの状態になってしまうことがあります。

結果首のまわりの靭帯や筋肉に炎症が損傷が起こり、
「寝違え」と言われるような首の痛みが出現するのです。

ではどのようにすればあの首の痛みから解放されるのか?

寝違えの原因は筋肉や靭帯の炎症であるので、触ったり揉んだりすることは逆効果です。
肩が凝っている時と同じような感覚になってついつい揉んでしまいそうになりますが、
炎症部に刺激を与えることは、症状をさらに悪化させてしまう恐れがあります。

くれぐれも控えるようにしましょう。
首の痛みは炎症からきているので、オーソドックスな対応方法は
「首に湿布を貼って安静にしておくこと」です。

もちろん湿布を貼ってすぐに治るわけではありません。
もしかしたら治るのに2、3日かかることもあるかもしれませんが、
とにもかくにも大事なのは首に無理な刺激を与えないことです。

もしかしたら骨まで影響している場合も

変な体勢で寝ることによって首筋の筋肉が炎症を起こすことで寝違えは発生しますが、
「首の骨まで影響している」ことが原因になっている場合もあります。
この場合は当然湿布を貼っているだけではな治らないので、
しっかりと診てもらい、骨(関節)を調整する必要があります。

どのような予防方法があるのか

寝違えが原因の治療法、間違ってませんか?寝違えは筋肉が無理な姿勢を続けることにより炎症を起こすことから発生します。
伸縮できない状態が続くことが原因となるわけですが、
普段から筋肉が拘縮しないようにストレッチをして柔らかくしておくことで予防できます。

寝違えの原因は首筋や肩甲骨付近の筋肉が原因となります。
この近辺の筋肉は、普段から頭蓋骨という人間の体の中でも一番重たい部位を支えている箇所であり、
相当の負荷がかかっています。

適度なストレッチなどを行うことで、
ストレスを緩和していくことは、寝違えを予防するだけでなく、
日々の暮らしの中での体調を整えていくためにも重要なことなのです。

肩甲骨のストレッチ

1、足を肩幅に開いて自然体で立ちます
2、鼻からゆっくりと息を吸いながら両腕を上げます。頭の上で手のひらを合わせます。この際に肘をまっすぐ伸ばすことを忘れずに
3、口から息を吐きながら手の平を外側に向け、肘を外側に向かって胸の位置までおろしてきます。「お手上げ」のポーズのようになりますね。
4、左右の肩甲骨がぐっと中央に寄っているのを意識しながらキープします。これを10回ほど繰り返します。

たったこれだけの動作で肩甲骨周辺の筋肉の動きが変わってきます。
肩甲骨は意識しないと普段あまり動かさない箇所です。
にもかかわらず非常に重要な役割を担っている箇所でもあるので、
一日の内にこのような動きを数回入れることで、
寝違えの予防だけでなく、肩こりや頭痛の予防も図れていくのです。

首は重要かつデリケートな箇所です。
普段から意識して健康で安心な生活を送るようにしましょう。