トップページ > 症状別記事 > 頸椎椎間板ヘルニアの症状と予防について

頸椎椎間板ヘルニアの症状と予防について

頸椎椎間板ヘルニアを患ったことはありますか。これは比較的20代30代などの若い世代の方が発症する症状です。軽度の場合は痛みなどの感覚障害だけですみますが、重度になると手足がしびれるなどの症状が現れてきます。

軽度な症状
・首や肩の痛み
・手足に軽いしびれ
・振り返ったりができない

重度な症状
・手足が麻痺し、動かすことができない
・排尿障害がおこり、失禁してしまうようになった
・自分の思い通りに手足を動かすことができなくなった
などです。この頸椎椎間板ヘルニアは突発的な事故で発症してしまうこともありますが、日常生活の中の習慣などが原因となっている場合もあります。自分の習慣や癖をしっかりと見直して予防していきましょう。

避けるべきこと

・デスクワークにずっと携わっている方は首や肩に相当な負荷がかかっています。
人間の頭部は人体の中でももっとも重たい部位であり、大体ボーリングの球と
同じ程の重さがあると言われています。私たちの首や肩はそれを常に保持し続けているわけです。頸椎椎間板ヘルニアの症状と予防について
デスクワークのように常に首が曲がって頭が下を向いている状態では、余計に負荷が増します。
パソコン作業などを行う際は、背筋をしっかりと伸ばし、背骨の上にしっかりと頭が乗っている
状態をイメージしながら姿勢を整えてください。椅子の高さやデスクの高さ、
パソコンの位置などが非常に重要になります。目線や首が上や下を向いたままにならないように留意しましょう。
自分の体格に合わせて調整することが大切です。

・痛みが強くなってきた際も指圧やマッサージはやめておきましょう。
いつもの首の痛みや肩こりが悪化しているだけだと思ってマッサージを強めにしたりすると、かえって悪化する恐れがあります。
椎間板の異常なので、無理に首の関節を動かすような動作も厳禁です。

・大きくのけぞるような体勢は頸部に不自然な負荷を与えてしまいます。
首をそらせる動作が脊髄を圧迫してしまうからです。安静にすることが一番なのです。

予防法として心がけること

血行をよくすること。前述のように筋肉に負荷がかかり続けることはよくありません。
温かいお風呂などに入ってゆっくりと首や肩の筋肉をほぐし、血行をよくしていく
ことは頸椎椎間板ヘルニアの予防法としては効果的と言うことができます。
一日しっかりと働いたり、運動をした後はお風呂やホットパックで
しっかりと
肩や首を中心とした体の各部をリラックスさせましょう。

同じ姿勢を取り続けることで、肩や首の筋肉に不自然な負荷がかかり続けることは頸椎椎間板ヘルニアの症状と予防について
体にとってはよくありません。適度な運動で固まった筋肉を動かす必要がります。
定期的に適度な運動を行うことが大切です。
筋肉量を維持向上させるためにも体を動かす機会は維持するようにしましょう。

首や肩、肩甲骨をしっかりと動かすようにしましょう。腕は普段の日常生活動作の中で
常に動かす機会はあると思いますが、肩甲骨までをしっかりと使って動かしている人は
なかなかいないものです。一日の業務の合間に首や肩や肩甲骨を動かす時間を
作るようにすることは効果的です。肩に手の指を置いて、肘で円をかくように動かしましょう。
右回り、左回りそれぞれで10回ずつくらい回すと効果的です。また、背中を丸めて
両手を前に向かってしっかりと伸ばし、肩甲骨を広げる動作を行うことと、
両手を後ろで組んで肩甲骨を縮める動作も入れましょう。

枕の高さがあっていないことも症状悪化の原因となります。
自分の体形にしっかりとあった枕を使用している人は意外と少ないものです。
最近は猫背の人が多く、とかく高めの枕を使用しがちです。枕は後頭部が載るだけでなく、
首の後ろもしっかりとカバーしてくれるようなものが望ましいです。
高さの微調整はタオルなどを使用しながら行うとよいでしょう。

油断すると重病に発展してしまう疾患

首には身体にとって非常に重要な神経が集まっています。軽度のヘルニアであれば手足の軽い痺れなどですむかもしれませんが、
場所や状態によっては体が動かなくなったり、言葉が出にくくなったりの症状も発生しかねません。
普段からの習慣をしっかりと見つめなおし、予防に努めましょう。

 もし、どうしても枕が合わないなら、こんな枕がありますよ。あなたのお役に立てたら幸いです。

けんこう枕